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双生児〜GEMINI〜 特別版 [DVD] 価格: 2,625円 レビュー評価:4.0 レビュー数:8 『鉄男』で知られる塚本晋也監督が江戸川乱歩の短編を、世界から高く評価をされる独自の映像で映画化した作品。美しさと醜さ、異形の世界と高貴な世界、2つの世界を往来するアイデンティティの不確かさを、本木雅弘が静と動の両極端を描き分けて見事に演じきっている。また、りょうのピュアな演技にも注目したい。 時代は明治末期、父から病院を継いだ大徳寺雪雄は、美しい妻りんと共に幸福な日々を送っていた。そこに双子の弟と名乗る捨吉(本木・二役)が現れる。捨吉は、りんを狙って雪雄と入れ替わろうとするが…。捨吉の育った貧民窟と対極にある大徳寺病院のたたずまいなど、美術での描き分けも見どころである。(堤 昌司 |
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江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫) 価格: 540円 レビュー評価:4.5 レビュー数:33 私、いわゆる少年探偵団シリーズって読んだことがないのです・・・ 普通の清き正しい??人たちは、まず、二十面相と明知探偵、小林少年の知恵比べにドキドキする小学生時代を経て、「二銭銅貨」「屋根裏の散歩者」「赤い部屋」「芋虫」の世界に入っていくのでしょうね。 個人的には、乱歩の神髄は短編にありと思っております。そういう意味ではこの本はなんとも贅沢のセレクション。すべてが、名作、傑作といってもいい。『二癈人』、『D坂の殺人事件』が若干不満が残りますが、とは言え水準以上の作品であることに間違いない。これが、540円で入手できる。お安いですね。 |
黄金の怪獣 (ポプラ文庫クラシック) 価格: 567円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 この『黄金の怪獣』というタイトルは、ポプラ社版独自の改題で、他の全集版では原題の『超人ニコラ』を採用している。 内容は、乱歩の大人向けの長編『猟奇の果』の後半部「後編 白蝙蝠」を独立させ、少年探偵モノにリライトしたような展開になっている。 もはや二十面相は、変装の名人の域を逸脱しており、その意味では、二十面相との対決を続けてきた少年探偵団シリーズの最終作にふさわしい内容と言えるだろう。 |
孤島の鬼 (創元推理文庫) 価格: 693円 レビュー評価:5.0 レビュー数:22 今まで江戸川乱歩は読んだことがなかった。日本にとって黎明期の探偵小説とばかり思っていた。 が、実はそうではない。これ、探偵小説の域を完全に超絶している。その内容は、怪しい、実に怪しい。身震いがするほど怪しい。でも・・・・、いや、だからこそ、とても面白い。こんな物語に巡り合ったのは初めてのこと。読後感は極めて鮮烈。とても斬新的な作品である。随所に現れる挿絵が怪しさを増幅している。 この小説が書かれたのは1930年のこと。既に戦争の足音がすぐそこに聞こえていた時にこのような物語が世に出されていたとは思いもしなかった。その時代にはそぐわないと思われる同性愛のテーマ、或いは、 |
乱歩R オリジナルサウンドトラック 価格: 2,500円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 OA当時は全く視聴率が振るわなかったドラマですが、今見直して観るとこれが実に面白い。フジテレビのガリレオの百万倍面白い。時折挿入されるささやかなギャグも本当に愉快で陰惨な事件との対比が素敵。観る程に何故か引きつけられ何度も観たくなる不思議な魅力のあるドラマでした。そんな乱歩Rフリークの私ですからこのCDも当然買いと言いたいところなんですが、いかんせん金が無い。銭ゲバと妄想姉妹のDVDBOX予約しちゃったもんだから。 |
神戸六甲まぼろしの美女 江戸川乱歩の「押絵と旅する男」 [DVD] 価格: 3,675円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 北大路欣也の明智小五郎および江戸川乱歩の美女シリーズ、唯一の異色作と言ってもいい。原作は本格推理ではなく、ファンタジックな作品なので、そこをミステリー風に作り直している。一応、謎解きものとしての体裁は整えてあるのだが、原作のファンタジックな部分を生かしながらなぜかSFっぽくなっている。 本作のロマンティックなファンタジーに華を添える美女は南條玲子。天知茂の美女シリーズにもなかった設定を是非ご覧いただきたい。 |
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明智小五郎 対 怪人二十面相 [VHS] 価格: 9,240円 レビュー評価:3.0 レビュー数:1 どうしても田村正和さんの明智小五郎が古畑任三郎に見えてしまいます。 期待できる出演者たちでしたが、話の内容にあまり深みも感じず、元々の江戸川乱歩さんファンとしては納得ができないものだと思います。 |